昨日、朝、いきなり 「病人」が日本語で 「げんきになったー!」と
宣言しました。
ここんとこ3日ほど天気も良く、
術後4週間目に入ったのでどうにか体調も戻ってきた様子。
宣言後は何故か 本当に元気になったらしく、
表情まで違う。 仏語、オランダ語、ドイツ語のTVを見ていても解説してくるし、
(ベルギーにはプラス英語、さらにここ、アントワープ周辺ではトルコ語放送もある)
食後に片づけをしたり、自分で果物を切ったりなんかしているので
なんだか一安心。 ほっ。
仕事は4月中旬まで休みなので、今は色々新しい音楽サイトを立ち上げたり
リミックスしたり プログラミングしたりと 趣味に没頭していて楽しいご様子。
よござんした。

アントワープの人気、パン屋さん。(お菓子も売ってる。)
日本の保険制度がどうなっているのだか、まだ学生だったし
扶養家族もいないので 解らないのですが、
こちらでは病気休業最初の一ヶ月分は会社負担、その後は
mutualitait(仏語mutualite。。あ、最後のeにはアクサンがつきます)という
共済組合から全額払われます。
お給料の13.7%はsocial securityに、
また収入格差によるけれど25-50%を、収入税としてプラスされ
平均、トータル32%は税金として引かれる事になります。
結構な%なのですが、だからこそ病院に行っても
手術しても、払う金額はとても少ない。
「病人」の会社の保険会社は個人病室へのプラス料金もカヴァーするため、
extraもなし。
そのオカネはまたさらに、無職、求職中の国民への手当にもなっているので
職がなくても結構普通に暮らして行けているらしい。
ベルギーの美術館には、チケットレートに
「オトナ ガクセイ コドモ ロウジン シツギョウシャ」、 と有りますからねー。
失業中でも芸術を楽しむんですね。 ビバよーろっぱ。
ということで あと10日ほどとなってしまった ワタクシの
「ガクセイ時代」。
あああー。 かなしやー。 立派な人にならなきゃいけないのねー、と
涙を流しながら 昨日はまた アントワープの街をふらふらしてました。
はは。
実名でHPをやってきたのは、誰に見られても恥ずかしくないように、という
自分で責任を持つためだったのですが、
4月に入ったらばと、ちょこちょこ色々変えるかもしれません。
ヒトリの人間、という前に、会社の人間、という ワタクシにしておいたほうが
取りあえず良いような気がするので。
あまり色んな所に染まってこなかった やぶれかぶれな人間ですが
これから ちょいと頑張ってみます。