カテゴリ:arts-kunst( 35 )

 

Ryuichi Sakamoto

「あっ Sakamotoサンが来るよ。」

と Joeriがある夏の日、コンサートホールの前を通りかかったら言った。
誰?友達? かと思ったら坂本龍一教授でした。

ということで チケット購入、しかも席選び放題で 前から4列目の真ん中!
10月初旬でもまだチケットが買えたらしいです。

欧州ツアーは幾度もやっているようですが、今回もピアノだけでのツアー。 
ベルギーはアントワープだけ。 しかも小さい会場。なしてココなのかしら?

後から坂本氏のtwitter(つぶやき?)みたら、体調悪かったんだそうです。
だから難しい顔してたんだ・・・。(いつも難しそうな顔してるけど・・・^^?)

はじめの数曲は 教授のお遊びのご様子。(ちょっと難解 笑)
その後は 往年のヒットも弾いて下さり結構盛り上がりました。
前回の公演のときは ぺちゃくちゃぺちゃくちゃお喋りしてたらしいですが
今回は何も言わず。 さんきゅー、と口が言ってましたが・・・

おしゃべりしてるの聞きたかったなぁ。

帰りのクルマの中で、 最初に数曲、なんであーいう 前衛的っていうか え?っていうような
曲を弾くんだろうねー?と ボヤいたら、
そりゃ 戦場のメリークリスマスだけ弾いてたら飽きるでしょって言われました。
たまには違うのも聴いてくれよって思うんだよって。
でも 一般的に聴衆は知ってる曲が聴きたくて来てるのに? わしらが客だぞー!
なぁんて 思ってたんですが そんなもんかも。 
芸術家も色々つらいし 有名になればなるほど色々足枷があるのでしょうね。

欧州はこれから インドアアクティビティの季節です。
コンサートやバレエやオペラ・・・。 ベジャールは観に行く予定。

私の今年の冬は スポーツクラブで鬱を撃退!が 目標ですっ。 ^^;  
(結構ハマって通ってます。)
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by sachio_tukiyo | 2009-10-15 04:50 | arts-kunst  

Metropole

仕事で使うかもしれないホテルの下見に行ってきました。
Metropole。ブリュッセルの中でも、かなり歴史の古いホテルです。
アールヌーボー。お部屋もすべてリノベートされたばっかりで綺麗でした。

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カフェ。ここのカフェは特に有名。でも高い。コーヒーもジュースも5ユーロだって!
(ベルギーでは安いところ1.5~高くても3ユーロくらいだぞ)

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ここで多分、Gala Dinner。素敵なホール。王室もここでディナーしたことがあるそう。
今のところ予定している日取りならなんとかOKそう。
ここで決まるといいなぁ。

まだ夏が続いてます。
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by sachio_tukiyo | 2008-07-31 05:41 | arts-kunst  

あさひ

今朝もいつも通り、6時半にベッドをそっと抜け出して
ミルクティを淹れ、すすりながらメールをチェックし、
さささっとお化粧をして7時20分には家を出る。

夏のなかったベルギーは、秋が深まってきているような気候で
ただ 日の出が少しずつ遅くなり かつ 陽が翳るのが早くなり
そんな中に寂しさと憂いと だけどなんとなく気持ちの引き締まる感じがする。

家から5分で高速に乗れるのだけど
今朝 その朝日に照らされた一瞬のその空がとても美しくて
優しく、優しく雲が燃えるように照らされて ただただ美しくて
思わず 目を奪われてしまった。 危ないね。

朝のほんの一瞬と
夕方のほんの一瞬に とても美しい空模様があるように
人生の美しい瞬間もひょっとしたらとても限られた期間で
それ以外の時間は 晴れたり、曇ったり、雨が降ったり
安定しないものであるんだろうななんて 朝から考えていたのでした。

私は自分の生き方を後悔しないくらい 強くなれるだろうか。
時々不安になります。

今週はドイツ出張。
ソーセージとザワークラウト食べるのかしら?^^;
(多分プロパーディナーなのでそれはないかな。笑)
 
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by sachio_tukiyo | 2007-09-25 04:01 | arts-kunst  

ベルギー王立美術館展

先週、大学時代のart学友ノン(現在彼女はmaster課程)に
是非行け!と 勇気をもらって、 行って参りました。
ベルギー王立美術館展@西洋美術館

久しぶりの美術館、しかもベルギー王立美術館・・・
懐かしいあの初めて訪れた時の感動や、
毎月第一水曜日の無料入館日や、
パナマレンコを見て首を傾げたことが 色々あたしを
感傷的にさせるのではないかと恐れていたのだけれど、
やはり芸術はそういう うわべっつらだけのものではなかった。

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イカロスの墜落のある風景。ブリューゲルの作品の中でも、
特に心にストン!と腰を据えたまま、あたしを捉えて離さない作品。

ブリューゲルが海を越えて、ここまでやってきたんだなぁと思うとなんだか
切なく、そしてその旅をとてつもないことの様に感じた。

そのほかの作品も、あの大きな美術館の中できっと何回も会っているものばかり。
それなのに、埋もれてしまっていたからか、改めてきちんと向かい合ってみると
それはそれは偉大で、素晴らしい作品ばかりなんだってことを
きちんと気付かせてもらえて とても有り難かった。

デルヴォーもマグリットもアンソールという近代現代芸術家の作品は
場所を変えてもその存在感が変わらずに居るのに対し、
ブリューゲルやヨルダーンスの作品はやはり欧州の古めかしい美術館で
見た方が、雰囲気が加味されて良い気がした。

その日はそのままコンテのお稽古に行き、
疲れ果てているカラダと向き合って 落ち込んだのでした。 ちゃんちゃん。
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by sachio_tukiyo | 2006-11-13 12:12 | arts-kunst  

Givenchyyyy

言いたいことを 自由にいう自由はここにはないのだろおなぁと
ちょっと 常識や建前や自覚や、そういったものが
身体の隅々まで蔓延って来ている事は周知の故、
がしかしそれでも 大人しく慎ましく「はい」が言えないのも素直な我。

まぁ いいや。 time will tell。


今日は、Givenchyでface careとmake upを、アーティストの人に
やってもらいました。
昔からGivenchyが好きで、特にオードリーヘプバーンの
timeless Audry展で その洋服達を見たときからは
マジメにloveloveしてます。笑

一番最初に買ったのは、ベルギーはLeuvenにて
自分への誕生日プレゼントとして悩んでgetしたbrush(チーク)。
とっても気に入って、これがないとお出かけも出来ないくらい好きだったの。
香りも良くて、発色も良くて。。。 うーん
でも、これは去年割れちゃったので、4月に違う色を買ってみたんだけど
やっぱり最初に買った色が欲しくなり・・・

で、いつだったか2週間ほど前、
そのbrushを買いに行ったときに、お誘いを戴いたので
本日 のこのこと カウンターに参ったわけです。

計2時間も掛けて 念入りにエステしてもらい、
念入りにお化粧をしてもらいました。

普段ファンデを塗らないのですが(いや、塗れよ!)
これからは 少し塗らなきゃなーと思って、、、はいますが、
やはり こんなに塗られると自分でも退く・・・。
目元は もうそりゃぁ とても綺麗にしてもらいました。
自分じゃ出来ません。 笑

・・・30分かけて、ファンデたたき込むなんて絶対ムリ!

というわけで そのシャドウだけgetしてきました。
本当は、グロスも欲しかったけど、やめてしまった。
夏のために、貯蓄、貯蓄。。。 ;;

女の子であることをレッツ楽しもうとしている今日です。
(今日だけで終わる可能性大。)

エステはきもちいー。 通いたい・・・
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by sachio_tukiyo | 2006-06-26 10:29 | arts-kunst  

antennasia

初!の休日出勤も無事終え、高速をばびゅーんと走り東京へ戻ってきました。
だって、だって、antennasiaライブ@荻窪。
こんな近くでやられたんじゃ行くしかありませんっ。

昔から音楽は好きで、そりゃ少女時代はrockrockrockなあたしでしたが、
いつからか興味の矛先は違う方向に。
きっかけは、真っ直ぐすぎるメッセージ性を上手く受け取れなくなったことと、
それとコンテンポラリーダンスのせんせーだったりするけれど、
大きいのはベルギーでの色んな音楽との出会い。

antennasiaは、Joeriがベルギーでプロモート&オーガナイズしていたので、
それがきっかけで聴き始めました。
そしたらなんだかどんどん好きになってしまったのでした。
vocalのsanの強く柔らかくどこまでも伸びる声と、
soundsを操るnerveのなんとも言えない欲しいところに音が来る感覚が好き。

Joeriが日本に来たときなどに電話でお話したことはあるんだけれど
実際ライブは初めて。
ドキドキしながら足を運ぶと、hybrid leisurelandのスペシャルアクト付き。
彼の音は、アントワープで友達になったGenさんのプロジェクト15spd
聴いていただけだったんだけど。

antennasia、とても良くて、なんだか柔らかで、良いリズムで、
気持ちの良い空間がそこに出来ていて楽しかったです。

ライブ後は 色んな話で盛り上がり、けらけらと楽しくおしゃべりしちゃったー。
もっとお話したかったー。
彼等の現在の拠点は仙台なのですが、来月には新しいアルバムも出るので
是非興味があったら聴いてください。
あの世界のサカモトもラジオで、気に入って流しているらしい。おお~がんばれ~。

myspaceでは簡単に彼等の曲が聴けます。下記。。。 ^^

antennasia。。。ここ
Joeriのバンド。。。Colour kane
Joeriのソロ 。。。rippleheart


にしても、sanが歌っているとき、なんだかその笑う口元から 音楽が流れでているようで
とても気持ちよくなった。 絵を見ているときと同じだ感覚だ。

ちなみに15spdは、毎日15秒の映像思想音楽作品を
HP上で配信していくプロジェクトです。

そのGenしゃんの15spdプロジェクトもそうだけれど、
人が、アーティストが、何かを発信するということはとても大切だと思う。
それがオカネに結びつかなければ、という人もいるだろうけれど
直接的にそんなところに話を持って行かないで欲しいと思う。

人間がピュアにしてもっている創造性と表現力が表されたとき
それを受け止めるというのも容易いことではない。
受け止めようとしなかったら、簡単に人間は何も受け止めずに生きていける。
ふっと 何かを開くと、そこに するり、と アートは分け入ってきて
こころのどこかを 撫でたり、突き刺したり、掴んだりする。

現代の芸術一般は、「理解」するのが難しくなっていると言われるし
それは事実だと思う。 だけれど、大切なのは理解する理屈じゃなくて
どれだけ そこのこころに するり、とすり抜けて入っていくか、
そしてそれを どれだけ 素直に すっ、と受け止められるかだと思う。

やっぱりあたしは ひと、と そのひとの表現するものが好きです。
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by sachio_tukiyo | 2006-05-22 00:26 | arts-kunst  

like waves to the shore...

i got a new cd, which i ve been willing to have.
i know getting a cd is not such a difficult thing but
for me, searching good music takes so much time.

how do ppl get occasions to find good music??
i wonder...

me, i ve got some excellent musician friends
and music lisners(!!) around me,
so i just ask them for recommendations.
and also my dancing teacher, he is just so fantastic for me.
he finds very good music for his classes and all of his selections fit
to my taste. he he he.

so this time the cd, well its title is [quiet letters] by bliss,was also from his dance class.
i was hasitating to ask him whose song it was for long time.
but using this [sachio's lets get rid of my strenge headache! action],
i just went for asking it. and i really think i should ve asked him before...

anyway just the music sounds fantastic for me, to relax and think.
and also doing excises as he used in dance classes.

their music reminds me of being in Finland.
obviously they are from Denmark, so its kinda nordish atomosphere for sure.
Finland is very very beautiful country.
i should say i ve seen the most beautiful nature there.
not only the nature but also people... oh, so kind.
and i ve got my best finnish friend who showed me around
when i visited finland last summer. soooo lovely.

in finland, especially at any lake sides, u will just feel something
never had before in your life.

you also can get into the lakes cuz water is just so clear and blue.
all of the scenary you will see is just soooo amazing ...

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i think i dont mind living in finland!
ok, maybe i shouldnt say that so easily
if i think about the coooooold winter...
but some said its also fun.... ?? seriously?
and i quite liked finnish bread... rye rye rye... oh i miss that!!

i just want to sink into the blue water silently,
and being calm.... well, i may not staying calm but will be drowned...
i recommend you to listen to bliss's [wish U were here]
if you wanna know why i wanna do so ;->
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by sachio_tukiyo | 2006-01-31 01:03 | arts-kunst  

人間嫌い

あたしは凄く人間が好きです。

醜くも有り、ひどくも有り、支配力、独占欲、虚栄心、
その無知さ、無関心さ、惨めなほどの生命力。
向上心というのは 裏を返せば現状に満足できない
欲張りさという表現にもつながる。

けれどそれらすべては 人間を愛おしくさせる要因でもある。
決して満足できない、足りない精神力や弱さ、絶対完璧にならないもの。
それは人間という生き物。

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ブリューゲル「人間嫌い」。

世の中に絶望した年を取った男が、
人間を避けるようにして存在している。
修道院にいるひとみたいなマントを着込んでいるけれど、
聖職者のような高い志があるわけではない。

後ろにかがんでいるのは、地球儀のような 枠縁に入った男。
「世の中を生き抜くためには、頭をさげなければならない」という
古い欧州の諺を あらわす。

そして、その男は 赤い心臓のかたちをしたものを盗んでいる。
それは、世捨て人の財布だ。
世の中を捨てた、というその老人だが、それでも自分の財産である
財布に紐をつけて身に持っている。

あなたは、この2人のどちらに強く愛情を持つかしら。

あたしはひざまづきながら財布を嬉しそうに抜く、
後ろの男のほうが人間らしいと思う。

その財布に入った 少しばかりのお金で、
家族にパンが、ミルクが買えるのかもしれない。

世の中を捨てて生きるならば、
持っているものすべてを欲しいひとに あげるべきだと思う。
生きていることを あきらめることが一番いけないことだ。
あきらめるのならば、そのあきらめることのできた自身の幸せを
恩恵を他人に与えなければならないと あたしは思う。

あたしが歳をとって、この世界から
違う世界に行くときに まだこの身体のどこかが使えるのならば
どうぞ もっていって、生きたい人に使って欲しいと思う。

ブリューゲルの絵を見つめていると、
辛辣な描写の中に、彼の人間への愛情が見える。
欠けていて、足りなくて、至らないものが人間なんだって言ってる。
それが 愛らしく、それを大切にしなければいけないんだって言ってる。

すると なんか こんなあたしでも
うっしゃ、頑張るか、と 思ったりする。
だって 人間って いとおしいもん。

ねー、だ。 ;-p
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by sachio_tukiyo | 2005-12-16 12:26 | arts-kunst  

美術史専攻

美術史専攻だってベルギーで言ったら
「両親反対しなかったの?」と聞かれたことが数回ありマス。

それは、たぶん向こうでは 専攻した学問がそのまま
自分の将来の仕事に密接に関わってくるからだと思う。
だから美術史専攻したら、プロになるしかほぼ道はない。(キツイね)

でも日本の場合、大抵は美術史なんか勉強しても
学芸員になるひとは少ない。(院に行けばまた話は別ですね)
というか 募集が少なすぎて、なりたくてもなれない・・・しくしく。

だから、皆ちょっと変わった職業とかにつきつつ、
そんなに変化はない。グラフィックに行く子、デザイン系や編集に行く子、
そんな子も居るけれど・・・

高校の時、芸術を専攻するか、ヨーロッパ文化にするか
とても悩んだ。それは、文化的な学問という一生かかって内面を育てていける
学問がしたかったから。

もちろん 経済界に終わりはないし、政治にも終わりはない。
けれど文化的な人間の部分というのは、
とても内発的で恐ろしい人間のコア部分だと思うのです。

この前、だらーん ぼよーん(この擬音に特に意味はナイ)と
夕方のTVを見ていたら、美を求める女性に対し、それを教える男性の特集をしていた。
皆 ウツクシクしている男性で、それに教えを請う女性というのは
大変に笑えるというか、そうなのかそういうことなのか、と
思うような情景だった。 うはは。

歩き方とか、料理とか、美術史とかの「伝道師」の話しだったのだけど
メイクをするとか、良い洋服を着るとかは誰でも出来ること。
でもそれを「着こなし、自分のモノにする」のは難しいこと。

メイクもブランドモノも 割と容易く手に入るようになったひとたちが、
つぎどうしよう?と 内面部分を綺麗にしよう!とそういうコースに通うのだと思う。
それはそれで良い心がけ。でも なんか 順番逆なんだと思うんだな。

だから 街を歩いていると
洋服が、ブランドモノのバッグが、化粧が、人間を越えて
目立って歩いてる。 中身が「上質のもの」に似合うほど発達してないからだろうなぁ。
(だからあたしはまだこのくらいの身なりでいいのですっ! ><)

でも新宿の伊勢丹とかに入っていくと、
綺麗に、ウツクシク、ああ、素敵だなぁと思える人が歩いてる。

そういうひとの持っているものは、内面から出ている素晴らしさだと思う。

話をしているときに、吸い込まれそうになるひとって割と少ない。
(これから社会に出ていくときっとそういうひとに出会えるのだと思ってるんだけど、笑)
歩いているときに、振り返りたくなるような美しいひとも少ない。
(な、なんじゃいまのは!?!?と、振り返ってしまうタイプは最近多い。笑)

靴をぺたぺたさせながら歩くオンナノコや、
(それよりビックリするのは12月だというのに未だにミュールはいてる子がいる!
                               季節感とか気にならないのかしら・・・)
タバコ吸いながら歩くヤカラ、(マジメにあたしはタバコで喘息になるんじゃぃ)
電車でどでーん、と座るオバサン。
パスタをすすって食べる綺麗なカッコしたお姉さまたち。(パスタは巻いて食べましょう。)

一番マナーが良いのは サラリーマンのおとーさんたちだ。
人畜無害。素晴らしい。ホンキで。 (あ、でも彼らも歩きタバコする。--;)

人間として 素であることは美しい。
けれどそれは 素が美しければの話だと思う。
着飾る必要も、頭脳明解な成績も、お金も本当は必要なくて
ひとに迷惑をかけないとか、ひとに優しくするとか、季節を感じるとか、
そういう内面の部分が 全てをささえていると思うんだよなぁ。

。。。とかいって、このあいだ とても素晴らしいにおいのする
餃子を持って電車にのったのはあたしです。
ゴメンナサイ。;;
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by sachio_tukiyo | 2005-12-09 12:01 | arts-kunst  

醜について

美的範疇と言うのが美学であります。
まー要するに 美の種類ですね。

あたしの専攻は美術史なのですが(西洋美術史)
実は美学は凄くスキです。(っていうか、東洋美術史日本美術史も大好き。)
踊りやってるクセに 舞台芸術とか演劇、映画とかあまり勉強する気にならないんだけど
美学は好きでした。

真善美(美学の基本的概念)を考え始めたとき、
とても納得がいったのですが それよりもあたしは実は
美しいというものの正反対にある、醜さというものにずっと興味がありました。

あたしは純粋に、可愛いものや綺麗なものが大好きです。
リボンとか、きらきら光るものとかから なめし革やシフォン等の布のひだ、
美しくデザインされたケーキや手の込んだ和菓子、
art nouveauの流線曲線、
アチチュードからアンヴォーへ向かう手足の伸び、(これは踊り)
胸をつく旋律、思い出をかっさらう香水。 ナドなど。

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(あるお店で戴いた、桜シャーベット。綺麗。)

がしかし 実は 美しいものだけが
心を奪うものだとは限らない。

醜く見えるもの、見難く、快く感じないものというものには
何故か 引きつける理由がある。
それは 美と正反対だからか? 両極端、というのは神秘的で惹かれるもの。

でもそうでもない気がしてきた。
ある一定の「醜」において、それは美的範疇にあるものであるのだと
やはり最近思っている。 疑わずに。

それは少し「滑稽」という 言葉とシンクロする部分を持ち合わせている、
偏っていると言われても仕方がないような問題だけれども。

しかし、「美」という言葉が何故か「遠いところにある尊い存在」である反面、
「醜」というのは イヤなトコロにある低い存在のように考えられる。
でも気になる。気になる。 気になるの。

それはねーやっぱり、あたし、
人間って皆 醜いところを持っているからだと思う。

それを否定し続けてると 人間って生きていけないんだよ。
だから 醜さを受けれ入れているっていう人間の
無意識のうちの 自己肯定。 なんて 思ってみたり、している。
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by sachio_tukiyo | 2005-11-20 18:34 | arts-kunst